裸婦をモチーフとしたレリーフ鋳物飾り皿です。
百合の花弁のような曲線を描くフォルムの中に、しなやかな裸婦が横たわる姿が浮き彫りにされています。女性像の柔らかさと金属の重厚感が対照的で、静謐な美を感じさせる逸品です。
そのまま飾るだけで、アートピースとして空間を引き締めてくれます。
サイズ:おおよそ直径16cm前後、重さ350g
素材:金属(ブロンズ調)
状態:目立った傷や汚れはなく良好。共箱に経年の風合いあり。
共箱(木箱)入りで、「白百合」の銘が記され、蓋の裏の説明文は:
「松平伯爵 鋳像完成記念
昭和九年十二月
藤川勇造」
(印章あり)
松平伯爵とは、松平頼壽(まつだいら よりなが)、高松松平家13代当主、旧高松藩流の伯爵で政治家・教育者
松平頼壽伯爵像(藤川勇造 作)について
•制作年:1934年(昭和9年)
•作者:藤川勇造(1883-1938)— 日本近代彫刻の先駆者
•設置場所:香川県高松市・栗林公園
•概要:旧高松藩最後の藩主であり、伯爵・政治家でもあった松平頼壽(まつだいら よりなが) を記念して建てられた鋳造像。
しかし、第二次世界大戦中の金属供出により、像本体は失われました。現在は、ことでん岡本駅近く に、当時の「松平伯爵像」の台座のみが現存しており、銘板や基礎部分が残っており、往時の姿を偲ぶことができます。
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