スイス ビンテージ手工芸品
清潔感と清い気高さ、気品と豊かさを象徴する純白のクロシエ(かぎ針編み)作品
制作年代は20世紀初頭
-サイズ:136㎝四方(フリンジ含まず)
フリンジ7.5㎝
- 素材: 自然素材レース糸
- 色: ホワイト
- デザイン: 「花」に見立てた模様と
「葉」に見立てたフリンジ
一般家庭のご婦人方が家事の合間に縫い針や編み針を手にしてて仕事に勤しんだ最終世紀、20世紀初頭までは盛んだったであろう手仕事。
その当時でさえ全ての女性が縫い物や編み物に勤しんでいたわけでは無いとはしても、現在では一部の熱狂的な愛好家が独占しているアクティビティと言える。
手先の器用さ、細やかな配慮,意匠力や数学的素養、、そして何よりも「根気」、「忍耐力」といった辛抱強さが大作を仕上げる。
女性の嗜みがデリケイトなファインアートの数々を創り出し、社会情勢によっては外貨を取り込み国家の財政維持にも尽力することさえ有る。
本作品の作者の暮し,住居の内装、編み針を持つ繊細な指先、また暮らし全般に行き届く美意識などなど、時代背景も加味して思い巡らすのも一興です。
径の短い丸テーブルに掛けると垂れ下がるドレープはより豊かに波を形成し、径の長いテーブルではモチーフの均一性が目を楽しませ,重ねる布地の色を変えるごとに白との対比の変化をたのしめます。
19世紀ヨーロッパのヴィクトリア朝時代には「白」が文明化された家庭の証として広く定着し、「白」は『清潔と余裕』を象徴。その文化的価値観を編み上げた逸品です。
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