“I’m Back.”──1995年3月18日、このふたつの言葉が、世界を揺るがした。
野球に挑戦していたマイケル・ジョーダンが、突然の引退を撤回し、NBAに復帰したのは今からちょうど30年前の出来事でした。
NBAが大好きだった私は、その歴史的瞬間をどうしても自分の目で確かめたくなり、当時暮らしていたロンドンから、シカゴへと二週間におよぶ旅に出かけました。
お目当てはもちろん、“神様”マイケル・ジョーダンです。
そんな中、シカゴの街でナイキタウンの上役の方と偶然出会い、多くのNBA関係者をご紹介いただくという、信じられないような機会に恵まれました。
チャンピオン社のマーケティング部長、ラッセル・アスレチックのデザイナー、フットロッカーのエリアマネージャー、そしてシカゴ・ブルズのスタッフたち……まさに夢のような時間でした。
特にチャンピオンの部長は、私の話を熱心に聞いてくださり、今でもその誠実な姿勢をよく覚えています。
およそ一年後、その方のご厚意でラッセルのデザイナーにも話を繋いでいただき、「日本人の面白いやつがいる、会ってみないか?」という言葉とともに、私は新たな一歩を踏み出すことになります。
チャンピオンでは当時、私の提案が頓挫してしまった経緯もあり、正直今回もうまくいかないのでは…という思いもありました。
それでも私は前向きに、積極的に話を進めました。
「チャンピオンとは違い、ラッセルの“プロ・コットン”に球団名のパッチまで加えてみてはどうでしょうか?」
そう提案すると、デザイナーはすぐに反応してくれました。
「面白いアイデアだね。ただし一般販売にはハードルがある。でも、ディスプレイ用や試作品としてなら十分に意味がある。候補となる選手を挙げてみてほしい」と。
私は即座に答えました。
「それならマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、そして当時トレードで注目され、マイアミで絶大な人気と勢いを誇っていたアロンゾ・モーニングの3人でいきましょう!」
こうして誕生した三着の試作品。
この3着に加えて、圧倒的な衝撃を受けた"リバウンド王"デニス・ロッドマンのブルズ移籍を記念して製作された特別なスウェットもご紹介します。
袖丈59
肩幅58
身幅62
着丈70
size L
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