コレクションとして保管していましたがお譲りします。
実際に子供の遺骨を利用したクマントーンです。
仏暦2556年、タイのブリーラム県のワット カオ・ディン・ターイという寺院にて製作されました。カンボジア国境付近です。
祈祷高僧はルアン・ポー・コイという、クメール系の密教にも精通していた僧です(11枚目のお写真)。
※いわゆる呪物市場(タープラチャンのプラクルアン市場)で販売されているものではなく、高僧が祈祷し頒布したものです。
素材は、子供9人の骨壷から採られた骨灰、7箇所の墓地の土です。
底面に、クマントーン型の護符(タクルッ)を埋め込み、顔には金箔、全体に聖油を塗って聖別されています。表面のテカリは聖油によるものです。
台座側面にタイ文字でシリアルナンバーが彫られており、こちらは2468番です(5枚目の写真)。
お世話ガイドの紙も残っているので、そちらもお付けします(文章はタイ語です)。
同じ骨壷の素材を使ったクマントーンが第1版、第2版と製作されており、こちらは素材を使い切った最終の第3版です。
第1版の霊験が極めて強かったので人気となり、第2版と第3版が製作されました。ルアン・ポー・コイが既に世を去ったこともあり、古い版は高騰しており、入手困難のようです。
サイズは、大・中・小が製作されていますが、こちらは中サイズで約9cmです。持ち運びも可能ですが、基本的には家の中に置くタイプとなります。最後の写真は大きさの比較です。
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