鹿苑寺(金閣寺)16世住職 慈海老師が揮毫された珍しい禅語七字です。落款は『慈海書』として印が捺してあります。*「海」はへんとつくりが上下に分かれています。全体に折れがありますので写真でご確認下さい。シミは写真⑮をご参照ください。軸先は陶器製です。1㎜に満たないホツレがございます*写真⑭。
時代箱。紙本。
長さ219㎝ 幅35.9㎝
*長さがありますので、床の高さをご確認の上ご購入下さい。
『白雲影裏笑阿々』
【読み】
はくうんのかげにわらうことかか
【意味】
金牛和尚がやっている無言の教えを形容している。禅は、言葉にならないものを大事にする。宇宙の働きとか、そういうものの原点の所で生きている事に気づいて忘れるなという事。
* 白雲の影裏(かげ)に笑うこと呵呵(かか)、
両手に持ち来たりて他(かれら)に付与(わた)す。
若是(もし)金毛の獅子子(ししじ)ならば、
三千里外に誵訛(ごうか)を見(みぬか)ん。
「碧巌録」第七十四則より抄出
*金牛和尚・・・唐代に存在した禅僧。馬祖道一禅師の法嗣(弟子)の一人。河北省鎮州出身で、生没年は不明。
▢村上慈海(むらかみじかい)*慈海承文
明治35年(1902)~昭和60年(1985)
鹿苑寺(金閣寺)16世。相国寺派宗務総長。愛知県出身。明治35年(1902)生まれ。大正5年(1916)寛海承照に師事して得度。大谷大学哲学科卒。天龍寺専門道場掛錫。昭和10年(1935)9月25日就任。昭和60年(1985)8月12日死去。*鹿苑寺就任期間年昭和10年(1935)~昭和60年(1985)
【参考文献】
碧巌録講演 菅原時保禅師
臨済宗相国寺派公式HP
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